次にBちゃんが産む番だね♪

気になった一言。

30歳くらいの独身女性Aが、同じく30歳くらいの既婚女性Bに言った一言である。 趣味の仲間が集まっているときだった 。その場に女性Cが5歳の子供を連れてきていた。

女性Aはごく自然にその言葉を口に出したように見えた。女性Aは本当に結婚をして子供を持つことが理想であると信じていると私は思う。

私は結婚していない。私は子供がいない。私は田舎で生まれて、 高校を卒業してから35歳まで田舎を出ていた。都会は結婚を急かす土壌ではなかった。仕事は医療系であり看護師など女性が多い職場で、職場も結婚を急かす土壌ではなかった。(私の部署の30代女性はほとんど独身であった。) いつか結婚したいなと思ってはいたが相手がいないまま時が流れた。結婚願望も強くはなかったと思う。

35歳で田舎に帰ってきたら、特に母親が『結婚していないなんて恥ずかしい』といい、私が家にいることを恥ずかしがった。そのことに大変がっかりして家を出て、両親と疎遠になった。

先日知り合いの70代男性から、結婚せずに子供がいないことは人としての義務を果たしていない、と言われた。このような考えは少なくないのだろうと感じた。直接言う人は少ないかもしれないが、田舎の人や、年輩の人にはより多いのかもしれない。

仮説1

20代30代を田舎で過ごしていたならば、今より『結婚することは良い。』と思ったかもしれない。仮に自分が結婚していたならば誰かの『結婚していないなんて恥ずかしい』という言葉を聞いて、自分は結婚していることで優越感を感じていたかもしれない。周りの大多数の意見『結婚することが理想である』に従うことが、自分の心の支えになり、自分に安心感を与えてくれただろう。

仮説2

結婚願望は強くはなかったが、いつか結婚して子供を持つと20代の時は思っていた。それが当然であると思っていた。仮に自分が子供を持っていたならば、子供を持っていることで優越感を感じていたかもしれない。

子供を望んだが子供を持たない人子供を望んだうえで子供を持つ人
子供を望まず子供を持たない人子供を望まず子供を持つ人

大きく4つの分類ができることを、子供を持った私は想像できるだろうか。想像できずに、優越感を感じているだろうか。想像できたとしても、優越感を感じているだろうか。

『結婚して子供を持つのが良い』と言う考えがある。

そう考える人がいて当然である。

社会全体の考えとして存在していると思う。そして以前(20年前、さらに50年前)はもっとその考えが強く存在していた。

社会の考えは、個々の家庭の考えに反映され、個人の考えになる。

社会の考えに従わない場合は、自分の娘であっても恥ずかしい、となる。

(知り合いや、親戚が一切いないなら同じように思わないのではないか。単に周りの目を気にしていると考察する。)

実際に、結婚することや子供を持つことは良い。

ただ、結婚しないのも子供を持たないのも良い。

Aちゃんの一言が気になり、ぐだぐだ考えてみた。

私の結論、多様性を想像できて多様性を受け入れることができる人が増えるといいな♪

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